スウィンホーハナサキガエル Odorrana Swinhoana

スウィンホーハナサキガエル Odorrana swinhoana 斯文豪氏赤蛙
スウィンホーハナサキガエル (6月 台湾・新北市)。

和名:スウィンホーハナサキガエル
台湾名:斯文豪氏赤蛙
分類:両生網 無尾目 アカガエル科
学名:Odorrana swinhoana
大きさ:頭胴長6~10cm
分布:台湾(西側の低地と中央の山地を除く低山地)

分布図

スウィンホーハナサキガエル
スウィンホーハナサキガエル(Odorrana swinhoana)の分布(緑)

日本のハナサキガエル類との関係

台湾固有種。日本の西表島・石垣島に棲むコガタハナサキガエルと近縁である。

西表島・石垣島にはコガタハナサキガエルの他に、オオハナサキガエルも棲息しているが、コガタハナサキガエルはオオハナサキガエルよりも、台湾のスウィンホーハナサキガエルに遺伝的に近い。

なぜ同じ島に棲む種より、離れた台湾に棲む種の方が近いのだろうか??

現在考えられている説は、以下のとおり。

ハナサキガエル類の種分化

  1. 中国大陸・台湾・琉球列島が氷期により地続きだった時代、現生ハナサキガエル類の祖先が、中国~台湾~琉球列島に分布していた。
  2. その後、氷期が終わり八重山諸島と沖縄諸島の間が海で分断(蜂須賀線)されると、『南のハナサキガエル類』と、『北のハナサキガエル類』に分かれた。
  3. さらに、『南のハナサキガエル類』は、スウィンホーハナサキガエル(台湾)とコガタハナサキガエル(西表島・石垣島)に分かれた。
  4. そして『北のハナサキガエル類』のうち、オオハナサキガエルの祖先となる集団が、氷期で地続きになった際に八重山(西表島・石垣島)に侵入した。
  5. 八重山では、コガタハナサキガエル(スウィンホーハナサキガエルに近縁)が、北から侵入した大きなオオハナサキガエルに追いやられる形で、渓流上流域に棲息するようになった。
  6. さらに、オオハナサキガエルはより大きく、コガタハナサキガエルはより小さく進化することで、餌の大きさを食べ分けするなどして、共存するようになった。

スウィンホーハナサキガエルの鳴き声

スウィンホーハナサキガエルの鳴き声が、台湾のカエル図鑑『台灣蛙類與蝌蚪圖鑑』に合わせて動画公開されているので、参考にしていただきたい。

スウィンホーハナサキガエル Odorrana swinhoana

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