多数のオオコウモリが飛び交う夜の宮古島市熱帯植物園

 宮古島ナイトフィールドの緊張感の無さ・・・

初日の夜の、なかなか見ることのできないサキシマバイカダ宮古島産発見は、その事実だけで、今回の宮古島遠征が意味あるものとなった。

しかしなぜか、いつもの南西諸島フィールドの緊張感がない。

なぜこんなに緊張感が無いか?それは、宮古島にはハブがいないからです。やんばるや奄美には日本最強毒蛇ホンハブ、石垣・西表にもそれなりに危険なサキシマハブがいる。しかし宮古島にはハブはおらず、毒蛇自体、ミヤコヒバアという弱毒種がいるだけ(あまり出会わないし、出会っても噛まれないし、噛まれて被害があったことも無い)

宮古島市熱帯植物園

目次(クリックで各項目にとびます)

ヤエヤマオオコウモリ

ヤエヤマオオコウモリ
ヤエヤマオオコウモリ

4亜種いるクビワオオコウモリの1亜種。宮古島市熱帯植物園に群れていました。宮古島では、リゾートホテルの樹木などにも結構コウモリがおり、他の沖縄の島々に比べて近くで見やすいと感じます。バッサバッサと悠然と飛翔する姿はファンタジー映画に登場するドラゴンのようで迫力があります。

ミナミヤモリ

ミナミヤモリ
ミナミヤモリ

南西諸島ではヤモリに遭遇することは多く、地味でぱっと見、みな同じに見えるのでスルーしがちですが、島ごとに複数種のヤモリが生息して、その見分けの難しさなどもあり奥深い生き物です。日本の爬虫類で同定に苦労することはあまりないですが、ヤモリについては「どの種がどの地域・島に住んでいるか」「このヤモリは何ヤモリかを特定する」など、爬虫類の中では難しい分野です。種ごとの生息地と見分け方が詳しく記述されている日本産ヤモリハンドブックなんてあったら、一部からは需要ありそうだ。

サキシママダラ

サキシママダラ(宮古島産)
サキシママダラ

これも熱帯植物園にて。2日間非常に暑く、雨もしばらく降っていなかったようでヘビ遭遇の条件としてはよくなかったのですが、サキシマバイカダ1個体以外に、このサキシママダラ2個体にも出会えました。南西諸島では、雨あがりの道路で、非常によくヘビを見かけます。

宮古島最終日の3日目、宮古空港につき待ち時間があったので、空港周辺を1時間ほど探索。スキマ時間を利用して生き物探し♪

サキシマキノボリトカゲ

サキシマキノボリトカゲ
サキシマキノボリトカゲ

空港から5分くらい歩いたところの樹木にいました。なぜか口を開けて呆然としていました。

ミナミヤモリ

ミナミヤモリ
ミナミヤモリ

宮古島には、このミナミヤモリ以外に、ホオグロヤモリ、オンナダケヤモリ、タシロヤモリ、オガサワラヤモリが生息しています。