ニホンマムシ
4月28日、埼玉県越生町で行われた爬虫類両生類団体の観察会に参加。越生町の名所である「大谷カ原萬葉公園」や「上谷の大クス」といった自然豊かなスポットを中心に探索しました。
目次(クリックで各項目にとびます)
大谷ケ原萬葉公園と付近の湿地帯
自然豊かで生物も多く棲息している場所。この日は気温も暖かく、絶好のヘビ日和ではあったのですが、なかなかヘビに出会えませんでした。ヘビは神出鬼没なので、いそうな日・いそうな場所であっても出会えない、なんてことはザラにあるものです。ま、そこがスネークハントの楽しいところでもあるのですけどね。
沼地の恐怖
公園には大きなため池があります。そこに流れ込む小川とその周辺が谷戸・湿地になっており、シュレーゲルアオガエルの声が響いています。メンバーでその湿地を探っていたのですが、一見草地に見える場所が泥沼になっており、足を踏みいれると長靴がすぐに埋まってなかなかひっこぬけないような場所がたくさんあります。そんな危ない場所なのですが、メンバーはものともせず分け入ったのですが・・・。
やはり、メンバーが次々と泥沼に足を取られ、中には腰まで沈んでしまい完全に動けなくなる人も出て、大変な事態になりました。助けようとする者まで足を取られてしまう始末。僕も救出の際には危なく沼に引きずり込まれそうになり、「タール沼の古代生物」は、こんな感じで泥沼に引きずり込まれてしまい化石化するんだな…と、ふと考えてしまう。
クサガメ・ミシシッピアカミミガメ
田んぼでマムシと遭遇
なんとか沼からメンバーを救出したが、沼との闘いで、みんな体力の90パーセントを使い果たしてしまう。苦労の甲斐もなく大谷ケ原ではこれといった成果もなく、付近の田んぼに向かう。
そしてしばらく漁っていると「ヘビ!!」とメンバーの一人の大きな声。駆けつけてみるとニホンマムシでした。薪を漁っていたところ、その下からニホンマムシが這い出してきたとのこと。
この日はこのマムシが唯一のヘビとなってしまいましたが、マムシは意外に遭遇率の低いヘビ。アオダイショウ10匹に対し1匹も見かけないヘビなので、「もうこれだけで満足だね!アオダイショウ10匹分くらいの価値はあるね!」などと話し合っていました。沼地で疲れ果てていたから、もうこれだけでいいや、ってのが本音かもしれませんが。しかし皆、久々のマムシだったようで大いに満足。喜びのあまりあまり警戒もせず素手で僕が捕まえ、撮影大会。
ニホンマムシ
泥沼にハマり、毒ヘビに遭遇し・・・。
水スぺ!の探検番組のような楽しい一日でした。