新潟魚沼丘陵で、クロサンショウウオとギフチョウを観察

新潟県 魚沼丘陵

4月22日、新潟県魚沼丘陵。この時期の魚沼は、桜が満開です。

東京の桜の時期と比べると生き物が多く出ており、爬虫類なども活発に動いています。雪国の春は一気に来るものですね。東京在住の僕は、魚沼に訪れる度に、不思議な感覚に襲われます。

蝶屋さんと一緒にギフチョウ狙いで行ったのですが、クロサンショウウオの繁殖期にも重なっているので、そちらもメインの目的のフィールドです。

クロサンショウウオの卵のう

クロサンショウウオの卵のう。繁殖地は知らないので、グーグルマップで止水域がありそうな場所を見るというやり方で探すと、あっさり見つかりました。

東京であれば、トウキョウサンショウウオの卵を繁殖地を把握せずにあてずっぽうで見つけるなどなかなか難しいですが、魚沼ならそれができてしまうんです。それだけ豊かな自然が残っているということですね。

というより、限られた地域にほそぼそとサンショウウオが生き残っているという、東京の現状こそが異常なのかもしれない。

この卵はわりと小さいため池にありましたが、もっと大きなため池の中央部などに目立つように産卵されていることが多く、このあたりもトウキョウサンショウウオに見慣れた目にはとても意外に見えます。

トウキョウサンショウウオであれば、小さく浅い止水の枝に隠すように産卵されていることが多いですからね。

クロサンショウウオ

クロサンショウウオの成体も見られました。大きいですね。トウキョウサンショウウオの倍はありそうです。

ギフチョウ・カタクリ

ギフチョウ

この日はギフチョウはほとんど見られませんでした。サンショウウオを見に行ったため、ギフチョウ的に良い時間を逃してしまった部分もあると思います。

しかし、一日ポイントで張っていたという、ギフチョウ狙いの人がいたので聞くと、この日はあまり見られなかったようです。

スギタニルリシジミ

ミズバショウ