パナソニック LUMIXのカメラには、機種により「フォーカス合成」という機能がついています。
フォーカス合成とは、昆虫の図鑑写真や生態写真など、被写体の頭の先から尻の先までしっかりピントのあった写真を撮影したい時に、とても便利な機能です。
オリンパスの「深度合成」と似た機能となります。
しかしLUMIXのフォーカス合成、オリンパスの深度合成に比べ、いまいち知られていない気がします。
オリンパスのミラーレス一眼E-M1シリーズや、防水コンパクトカメラTGシリーズが、ネイチャーフォトグラファーたちに愛用され、それらに搭載されている深度合成機能の魅力を各媒体で紹介しているのに対し、LUMIXは深度合成機能を求めるユーザーからの注目が、Olympusほどは無いのかもしれません。
LUMIXは一昔前なら女性向け、近年は動画一眼としてのイメージが強く、ネイチャーフォトのイメージがあまり無いですね。実際は、G9proは、OM-D E-M1 Mark II並みにネイチャーフォト向けの機種といえます。
防塵・防滴・耐低温設計、フォーカス合成(Olympusでいうところの深度合成)、プリ連射(Olympusでいうところのプロキャプチャーモード)。など、ネイチャーフォトに求められる性能を多く持っています。手振れ補正の性能も同等です。
パナソニックLUMIXのフォーカス合成は、Olympusと機構は違えど、得られる画像に特に差は感じられません。
LUMIXシリーズのフォーカス合成のメリットは、ミラーレス一眼Gシリーズのボディを使えば、すべてのマイクロフォーサーズのレンズで使えるということ。オリンパスの場合は、proレンズを中心とした深度合成対応レンズでしかできません。
LUMIXは、LX100m2、LX9、TX2など、コンパクトデジカメもフォーカス合成に対応しています。深度合成(フォーカス合成)機能が欲しい人は、Olympusの機種と合わせてLUMIXシリーズも、ぜひチェックしてください!!