iphone11 pro maxで生き物を撮影。52mm望遠レンズはマクロ的な撮影が可能な手振れ補正も優秀なレンズ

おすすめは手振れ補正つき52㎜f/2.0望遠レンズのある「pro」モデル

2019年9月22日、iPhoneに3眼カメラを搭載した「iphone11 pro」シリーズが登場しました。

iPhone11 proは「13㎜の超広角」「26㎜の標準」「52㎜の望遠」の3つのレンズを搭載しています。

私が購入したのは「iphone11 pro max」。こちらは6.5インチの大型サイズで「iphone11 pro」は5.8インチになります。大きさの違いで、この2つは性能面で違いはありません。

写真に3つのレンズが見えますが、左上が標準26㎜/(f/1.8)、左下が望遠52㎜(f/2.0)、右が超広角13㎜(f/2.4)のレンズとなっています。

proではない「iphone11」シリーズは、52㎜望遠レンズが無い2眼カメラとなっています。

この52㎜は、f/2.0という明るいレンズに加え光学式手振れ補正も備えている優秀なレンズなので、生き物をやっている人は迷わず「pro」を選びましょう。

最短撮影距離は、定規で計測したところ、いずれのレンズも7cmほどとなっています。つまり、最大撮影倍率は望遠52㎜が一番大きく、マクロ的な使い方ができるのです。

購入後、iphone11 pro maxを持ってフィールドに出かけたので、作例を上げます。

52㎜(f/2.0)レンズの作例

トウキョウダルマガエルを撮影

トウキョウダルマガエル(東京都 9月)

これは、体長およそ4cmほどのトウキョウダルマガエルです。

深めの田んぼの用水路にいたのでiPhoneを片手で持ち、かなり無理な体勢で撮影し(しかも蚊の大群に襲われながら…)、しかもやや薄暗い環境でしたが、iphone11 pro 52㎜に搭載されている光学式手振れ補正のおかげで、ブレずに撮影できました。ほぼ最短撮影距離だと思います。

ナガコガネグモを撮影

お次は、ナガコガネグモがイナゴを捕食しているシーン。レンズ面が被写体から最短撮影距離のおよそ7cmほど離れた距離からの撮影となります。

7cmというと、あまり寄れないように思いますが、52㎜望遠域では通常のiPhoneの画角の2倍で撮影しているので、かなり拡大して撮影できます。逃げてしまう昆虫を撮影する場合、非常に有利になります。

3cm程度の大きさの昆虫なら、かなり大きく撮影できます。

13㎜(f/2.8)レンズの作例

超広角13㎜。フィールドを記録する際、超広角で撮影しておくと、フィールドの全体的な雰囲気が伝わるので便利です。

超広角レンズを備えたデジカメはコンパクトデジカメではほとんど無く、超広角の世界はレンズ交換式カメラ(一眼)の高額な超広角レンズを買わないと味わうことのできないものでした。

しかしこのiphone11proや、iPhoneに先行し超広角を搭載したアンドロイドの数機種の登場により、超広角の世界が一気に普遍化すると思います。

動画

次の動画は、片手でiPhoneを持ちながら13㎜で動画撮影し林道を歩いたものです。52㎜、26㎜は手振れ補正があるのに対し、13㎜には無いので、このようなアクションカム的な撮影には不向きかなと思ったのですが、こうして見てみるとアクションカムが手元に無い時など、フィールドの様子を動画記録するのに結構使えると思います。ジンバルを使えば完璧ですね。

この動画は画質を抑えてありますが、4k60fpsの動画も撮影できます。

手振れ補正つきのf2.0マクロとして使える52㎜、フィールド記録写真やフィールドを歩くシーンを撮影できる13㎜。

もちろん防水ですし、iphone11proはフィールド用カメラとしてもかなり優秀です。