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スネークハント選手権大会
埼玉県越生町には里山環境が多分に残っており、たくさんのヘビが生息している。
爬虫類好き数人が集まり、越生町のフィールドにてみんなでヘビ探しの勝負。ヘビ探しは知識と経験と勘がものをいうのは言うまでもないが、運の要素も大きい。なので、ビギナーズラックもけしてありえないことではない。
本土にはヘビは8種類いるが、カエルのように繁殖期を狙えば必ず遭えるということも無く、基本的に隠れているので、たまたま遭遇するか、いそうなところ(木やトタン板の下など)をあさって見つけるか、になる。
どんなところにヘビが隠れているか、いつどんな時間にいけば蛇に遭遇するか、などは確かに知識・経験・勘が必要なのだが、それらを兼ね備えた人でも、まったくヘビに遭えないで終わるフィールドもある。しかしこれが、ヘビ探しの面白さ。
ヘビによって希少性も違うので、例えば最も普通種であるシマヘビに出会うのと、なかなか会えないシロマダラに出会うのでは、その価値も違う。スコア制にして、スネークハント競技などをやったら面白そうだ。釣りなどに匹敵する面白さがあると思う。
卵を大量に呑んだアオダイショウに遭遇
最初見たときは一瞬みんな子持ちだと思ったが、ヘビの卵は柔らかく、子持ち母ヘビはこんな状態にはならない。鳥の卵を呑み込んだ個体である。このヘビのすぐ近くにキジがいたので、もしかしたらキジの卵かもしれない。それか、卵の大きさからしてカモ類の可能性もある。
しかし、こう一網打尽にされてしまうのでは、母鳥にとってはとんだ災難だ。農家や愛鳥家がヘビを忌み嫌うのもわかる。
しかし時期的にもうすぐアオダイショウの繁殖期であり、ヘビにとってはこの卵にから得たたんぱく質が、良質な卵を産むことにつながるだろう。そして、生まれたアオダイショウの子ヘビは、キジに食われたりするわけだ。生態系は実にうまく回っている。