【閲覧注意】巨大グモの巣にかかる鳥【宮古島1】

サンコウチョウ

出発

7月27日~29日、宮古島生き物探しの旅。「爬虫類両生類情報交換会」主催の観察会で、参加者は僕を含めて計4人。宮古島は森林が少なく畑ばかりで秘境感がないですが、宮古島の固有種は地味に多く、外すことのできない島なのです。

早朝、東京都拝島発4:15のバスに乗って羽田空港に向かいます。今回の旅は、宮古島二泊三日からの西表島三泊四日と、それなりに長期の旅。前日は遅くまで残務し、その後旅支度を済ませ一睡もせずにバスに乗り込んだので、半分眠りながらの出発です。

羽田空港到着。

朝食はトルコ系ファーストフードの「ミセスイスタンブール」。

空港価格ってことでそれなりのお値段。なので、一番安価なソーセージパンのセットを注文。しかしこれが案外美味しい。

那覇空港を経由し宮古空港到着。

宮古空港のお食事屋さん「ぱいぱいのむら」で昼食はソーキそば。沖縄気分を盛り上げていきます。観光をほぼしないので、食事だけが唯一沖縄文化を楽しめるものなので、安易にコンビニなどで済ませてはなりません。

会のメンバーが来るまで空港周辺を少しお散歩。亜熱帯気候の宮古島が東京より涼しく感じるというヤバさを肌で感じつつ歩いていると、空港の壁に巨大なバッタがへばりついていました。これが、今回宮古島で初めて出会った生き物となります。

タイワンツチイナゴ  Patanga succincta

トノサマバッタより大きい、日本最大のバッタです。サトウキビを食害して、農家を困らせることもあります。

一方、イナゴなので食べることもでき、大きい分、本土にいる各種イナゴよりも食べ応えもあるとのことです。

宮古空港

最初のフィールド

その後、会のメンバーと合流し、レンタカーを借りて、いよいよフィールドへ。

シロオビアゲハ

シロオビアゲハ
シロオビアゲハ
シロオビアゲハ(紅紋型)
シロオビアゲハ(紅紋型)

食草からアルカロイド系の毒を蓄積しているので鳥から狙われない有毒のベニモンアゲハに擬態した、シロオビアゲハの紅紋型です。

ナミエシロチョウ

ナミエシロチョウ
ナミエシロチョウ

モンシロチョウと同じくらいの大きさの、南方系のシロチョウの一種。ナミエといえば、沖縄本島やんばるの希少種・ナミエガエルをまず思い出しますが、どちらも動物学者の浪江元吉にちなんで命名されています。

サキシマキノボリトカゲ

サキシマキノボリトカゲ
サキシマキノボリトカゲ

初爬虫類は、やはりサキシマキノボリトカゲ。この公園内ではたくさん見られました。奄美や本島のオキナワキノボリトカゲに比べると地味。奄美や本島に比べると、近い種類の爬虫両生類は、より南方にある先島諸島の種はなぜか地味なものが多くなります。

ミナミキチョウ

ミナミキチョウ
ミナミキチョウ

ミヤコキボシカミキリ

キボリカミキリの宮古島亜種。沖縄には、オキナワ、イシガキ、ヨナグニ・・・とそれぞれ島の名前を冠したキボシカミキリの亜種が生息している。

林道をしばらく歩いていると・・・何かクモの巣にかかっています。よく見ると、なんと小鳥!!クモの巣にかかって逃げられなくなっています。

オオジョロウグモの巣にかかったサンコウチョウ
オオジョロウグモの巣にかかったサンコウチョウ

クモの巣の家主はオオジョロウグモ。日本最大の網を貼るクモです。夏の沖縄では、ごく普通に見られる巨大グモ。

オオジョロウグモ

オオジョロウグモ
オオジョロウグモ

小鳥はサンコウチョウの巣立ち雛。私たちは小鳥を助けてやることにしました。自然界で捕食者に捕まった生き物を人間の個人的感情で助けてやることは、自然保護的には良いこととはされず慎むべき行為とも言えますが、今回のケースは、オオジョロウグモにとって鳥が大きすぎて捕食できず巣も半壊されてしまい、もう別の餌を捕らえて食べている最中で、さらに小鳥もこのままだと死んでしまう。この状態は双方に利無し、と判断しました。

サンコウチョウ

サンコウチョウを救出
サンコウチョウを救出

紙でクモの糸を丁寧にはがします。素人のやり方では、どこまで糸がとれるのかわかりません。しかし、公園管理、島内の獣医や役所などあらゆるところに電話をしたのですが、対応できるところが無かったので、仕方がありません。糸をとれるだけとってあげたら、ぎこちない飛翔で飛んでいきました。完璧な処置ではありませんが、生存確率が少しでも高まったことでしょう。

そうこうしているうちに夕方。一行は、夜のフィールドに向けて体力を温存させるため一度宿舎に戻ります。夜の成果(サンコウチョウの恩返し?)を期待して・・・。

蜘蛛の巣にかかった鳥(YouTube)

【宮古島探検シリーズ 2・3・4も見てね】

https://nature-chronicle.com/miyakojima2/
https://nature-chronicle.com/miyako3/
https://nature-chronicle.com/miyakojima4/

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です